上田宗箇流は茶道流派の一つで、芸州浅野家の家老であった上田家に伝わる武家茶道の一流。その桃山時代からの歴史を持つ、通常非公開の上田宗箇流本部施設・上田流和風堂で中国・四国地方在住の工芸作家の作品を使用した茶会を開催します。食事会では、老舗日本料理店、喜多丘(ミシュラン1つ星)の郷土の懐石を提供します。
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上田宗箇流は茶道流派の一つで、芸州浅野家の家老であった上田家に伝わる武家茶道の一流。その桃山時代からの歴史を持つ、通常非公開の上田宗箇流本部施設・上田流和風堂で中国・四国地方在住の工芸作家の作品を使用した茶会を開催します。食事会では、老舗日本料理店、喜多丘(ミシュラン1つ星)の郷土の懐石を提供します。
日時 | 2023年3月4日(土)13:30~17:30 |
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会場 | 上田流和風堂(広島県広島市西区古江東町2-10) |
プログラム | ― 13:30~14:00 | 和風堂内の茶室拝見 ― 14:00~15:00 | 茶会 中国・四国地方在住の工芸作家の作品を使用した濃茶・薄茶 ※未経験者も参加いただけます
― 15:00~16:00 | 対談 上田宗冏 <上田宗箇流家元>・室瀬 和美 <漆芸家、重要無形文化財「蒔絵」保持者(人間国宝)> ― 16:00~16:30 | 工芸作品展示販売 中国・四国地方で活躍されている工芸作家による作品展示販売 ― 16:30~18:00 | 食事会 ミシュランガイド1つ星の料亭が提供する、工芸品と懐石料理のコラボレーション |
参加費 | おひとり様 66,000円(税込み) ※コースによって金額は異なります。
[ 料金に含まれるもの ](1) 茶会参加代 (2) 食事代 (3) 飲料代(食事中の日本酒、ソフトドリンク) (4) 対談 |
工芸作品展示販売について | - ご購入いただいた作品は、別途郵送にてお送りすることも可能です。 |
上田宗箇流家元。
1945年広島市生まれ。慶應義塾大学卒業。平成7年茶道上田宗箇流十六代目家元を継承。主な活動は1987年中国重慶市の日本庭園内茶室指導をはじめ、国内外の茶室の監修、2008年ニューヨーク州オルバニー薬科大学の茶の湯シンポジュームの講演では、日本初となる主要国(G8)下院議長会議(議長サミット)が広島で開催され武家茶のもてなしを行った。
切金螺鈿菓子器「青麦」
1965年 | 広島県広島市に生まれる。 |
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1988年 | 香川県漆芸研究所修了 |
1991年 | 七代金城一国斎襲名 |
1992年 | 日本伝統工芸展初入選 以後29回入選 |
1993年 | 天皇皇后両陛下の御成婚に際し彫漆高盛絵色紙箱「石庭」が広島県より献上 |
1995年 | 日本工芸会正会員に推挙 |
2004年 | ポーラ賞奨励賞受賞 ポーラ伝統文化振興財団 |
2004年 | 広島文化賞受賞 |
2005年 | 第52回日本伝統工芸展「切金箱 滝の朝」日本工芸会奨励賞受賞 |
2007年 | エネルギア美術賞受賞 エネルギア文化スポーツ財団 |
2011年 | 広島県指定無形文化財「一国斎高盛絵」技術保持者認定 |
2013年 | 第56回日本伝統工芸中国支部展 金重陶陽賞受賞 |
2018年 | 第65回日本伝統工芸展 朝日新聞社賞受賞 |
2019年 | 第66回日本伝統工芸展鑑査委員 入選作宮内庁買い上げ |
2021年 | 地域文化功労者文部科学大臣表彰受彰 |
「白釉茶碗」
1972年 | 東京芸術大学 美術学部 彫刻科卒業 |
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1974年 | 同大学院陶芸専攻修了 |
1978年 | 十五代坂倉新兵衛を襲名 |
1984年 | 日本工芸会正会員 |
1993年 | ロサンゼルス日米文化会館に於いて個展 |
1994年 | 明治村茶会にて野点席、立礼席担当、及び歴代展 |
2000年 | パリ 萩焼四百年展に出品 |
2009年 | 日本橋高島屋に於いて還暦展開催 |
2012年 | 日本工芸会理事就任(平成28年まで) |
2012年 | 日本工芸会山口支部幹事長(平成28年まで) |
2013年 | 県指定無形文化財萩焼保持者に認定を受ける |
2014年 | 佐川美術館で「新兵衛の樂 吉左衛門の萩」展開催 |
2018年 | 日本橋、岡山、高崎高島屋で古稀記念展開催 |
2019年 | 春の叙勲 旭日双光章受章 |
「万年花生」
1936年 | 岡山県備前市伊部に伊勢﨑陽山の次男として生まれる |
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1959年 | 岡山大学教育学部特設美術科を卒業後、父・陽山について兄・満と共に作陶生活に入る |
1966年 | 日本工芸会正会員になる |
1985年 | 清心学園百周年記念館に陶壁を制作 |
1993年 | 岡山県文化奨励賞を受賞 |
1996年 | 山陽新聞社(文化功労)を受賞 |
2002年 | 新総理官邸の陶壁を制作 |
2005年 | 岡山県文化賞を受賞 |
2007年 | イギリス大英博物館「わざの美 伝統工芸の50年展」に出品 |
2011年 | ドイツ・ハイデルベルグにて2人展 |
2013年 | イギリス・ロンドンにて人間国宝4人展 |
2015年 | 岡崎和郎・中西夏之・伊勢﨑淳3人展「有為自然」 岡山県立美術館 |
2016年 | 「The 備前ー土と炎から生まれる造形美ー」に出品 東京近代美術館工芸館 |
「備前三角扁壷 」
1968年 | 岡山県備前市に生まれる |
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1987年 | 岡山県立岡山工業高校工業デザイン科卒業 同年、備前焼作家山下譲治に師事 |
1996年 | 第43回日本伝統工芸展入選 |
2004年 | 第51回日本伝統工芸展入選 日本工芸会正会員に認定される |
2011年 | 第39回伝統工芸陶芸部会展日本工芸会賞受賞 |
2013年 | 第56回日本伝統工芸中国支部展 日本工芸会賞受賞 第2回陶美展奨励賞受賞 |
2018年 | 第46回伝統工芸陶芸部会展日本工芸会賞受賞 第7回陶美展陶芸美術協会賞(大賞)授賞 The備前−土と炎から生まれる造形美− 出品(東京国立近代美術館工芸館・他巡回) |
2022年 | 「未来へつなぐ陶芸 - 伝統工芸のチカラ 展」出品 |
籃胎蒟醤菓子器「緑風」
1973年 | 香川県立高松工芸高等学校漆芸科を卒業 人間国宝 故太田儔氏に師事 |
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1981年 | 香川県漆芸研究所研究員課程を修了 |
1982年 | 日本工芸会正会員となる |
1987年 | 第4回 日本伝統漆芸展 朝日新聞社賞受賞 |
1995年 | 第12回 日本伝統漆芸展 文化庁長官賞受賞 |
1998年 | 第45回 日本伝統工芸展 高松宮記念賞受賞(文化庁買い上げ) |
2001年 | 第18回 日本伝統漆芸展 文化庁長官賞 |
2002年 | 第49回 日本伝統工芸展 文部科学大臣賞受賞(文化庁買い上げ) 第20回 日本伝統漆芸展 鑑査委員(以後歴任) |
2004年 | 第51回 日本伝統工芸展 鑑査委員(以後3回) |
2009年 | 紫綬褒章 受章・香川県文化芸術選奨受賞 |
2013年 | 第60回 日本伝統工芸展 保持者賞受賞 香川県文化功労者賞受賞 |
2020年 | 重要無形文化財「蒟醤」保持者認定 |
備前徳利
1950年 | 長崎県五島市(五島列島・椛島)に生まれる |
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1979年 | 伊勢﨑淳氏(重要無形文化財「備前焼」保持者)に師事 |
1990年 | 日本工芸会正会員となる 「国際花と緑の博覧会」出品(政府苑 /大阪市) |
1995年 | 第8回MOA岡田茂吉賞 優秀賞受賞 |
1997年 | 「備前焼・千年の伝統美」展出品 (国立陶磁器美術館/フランス) |
2000年 | 「茶の湯 ― 現代の造形」展出品(ヘルシンキ市立美術館/フィンランド) |
2005年 | 「Contemporary Clay Japanese Ceramics for the New Century」展 出品 (ボストン美術館 / アメリカ、06年Japan Society、ニューヨーク巡回) |
2014年 | 「隠﨑隆一 事に仕えて」展(菊池寛実記念 智美術館/東京) |
2015年 | 第56回毎日芸術賞・平成26年度日本陶磁協会賞・金賞受賞 |
2017年 | WOODFIRE NC 2017『世界薪窯会議』(アメリカ・ノースカロライナ) |
2019年 | 「The 備前 ― 土と炎から生まれる造形美-」展 出品(東京国立近代美術館、他巡回) 岡山県指定重要無形文化財保持者認定 |
2021年 | 特別展「隠﨑隆一の陶芸 ― 形と表情の変遷」展(瀬戸内市立美術館/岡山) |
碧釉漣文器
1946年 | 愛媛県に生まれる |
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1975年 | 広島県 東広島市に「太祖窯」築窯 |
2008年 | Design Miami/Basel バーゼル(スイス) (‘09‘10‘11‘12‘13‘14‘15‘16‘17‘18‘19)・Design London ロンドン |
2009年 | Pavillon des Arts et du Design パリ |
2010年 | TEFAF MAASTRICHT 2010 マーストリヒト(オランダ) (‘14‘15‘16‘17‘18‘19‘20) |
2011年 | Design Miami 2011 マイアミ(アメリカ) (‘12‘13‘14‘15‘16‘17‘18‘19) |
2012年 | 「近・現代工芸の精華」展 ピッティー宮殿 フィレンツェ(イタリア)・「ヴァロリス陶芸ビエンナーレ」 ピカソ美術館 ヴァロリス(フランス) ・collect (Saatchi Gallery)ロンドン(‘15) |
2015年 | Art Stage Singapore シンガポール(‘16‘17)・Asia Week ”TSUBO:THE ART OF THE VESSEL” ニューヨーク |
2016年 | 「革新と工芸 —“伝統と前衛”そして現代」展 東京国立近代美術館工芸館 東京・Spring Masters New York ニューヨーク・EAF MONACO (Grimaldi Forum)モナコ公国・Art Miami マイアミ(‘17) |
2017年 | TEFAF NEW YORK SPRING ニューヨーク・The Salon Art + Desing ニューヨーク 2019“ Fine Art Asia”香港(中国) |
2020年 | “Kogei:Art Craft Japan” フィラデルフィア美術館(アメリカ)・「現代日本の陶芸」展 ジョージア美術館(アメリカ)・日本伝統工芸展 優秀賞(朝日新聞社賞) |
2021年 | 日本伝統工芸展 監査委員・令和3年度地域文化功労者文部科学大臣表彰(芸術部門) |
2022年 | 日本工芸会陶芸部会50周年記念展「未来へつなぐ陶芸―伝統工芸のチカラ」展 |
「萩茶碗」
1950年 | 山口県長門市に生まれる。 |
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1977年 | 東京藝術大学大学院彫刻専攻修了 |
1983年 | 日本工芸会正会員 |
1983年 | 防長青年館陶壁制作 |
1987年 | 山口県芸術文化振興奨励賞受賞 |
1991年 | 山口県社会福祉会館陶壁「逢う」制作 |
1999年 | 『やきもの探訪』(NHK-BS)出演 |
2000年 | 萩焼400年パリ展出品 |
2001年 | 萩焼400年展(東京・京都・福岡・萩)出品 |
2005年 | 世界陶磁ビエンナーレ国際ワークショップ参加(韓国) |
2005年 | 山口県選奨(芸術・文化功労)受賞 |
2016年 | 日本工芸会理事・山口支部幹事長 |
2018年 | 山口県指定無形文化財「萩焼」保持者認定 |
2021年 | 旭日双光章受章 |
2022年 | 「未来へつなぐ陶芸 伝統工芸のチカラ展」出品 |
「白瓷面取壺」
1977年 | 大阪芸術大学工芸学科陶芸専攻卒業 |
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1991年 | 第11回日本陶芸展 毎日新聞社賞 |
1997年 | 第10回MOA岡田茂吉賞展 優秀賞 |
1998年 | 第4回 エネルギア美術賞(エネルギア文化・スポーツ財団) |
1999年 | 鳥取市文化賞 |
2000年 | 第47回日本伝統工芸展 朝日新聞社賞 |
2003年 | 第20回記念田部美術館大賞「茶の湯の造形」展大賞 第50回日本伝統工芸展 第50回展記念賞 |
2004年 | 第61回中国文化賞 |
2005年 | 第60回新匠工芸展 60回記念大賞 |
2007年 | 紫綬褒章 |
2010年 | 鳥取県文化功労賞 |
2013年 | 重要無形文化財「白磁」保持者認定 |
2020年 | 2019年度 日本陶磁協会賞 金賞 |
現在 | 公益社団法人 日本工芸会理事 陶芸部会長 |