明治23年創業の金沢の老舗料亭旅館「金城樓」は、130年にわたり「金沢の迎賓館」として、美しく華麗な百万石文化の贅と粋を伝統の加賀料理を通じて、提供しています。 本イベントでは、その伝統の加賀料理に合う日本酒を厳選。金沢を代表する工芸作家による酒器にてご提供いたします。 日本の古き良き伝統を心ゆくまで味わい尽くす貴重なひとときをお楽しみください。
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明治23年創業の金沢の老舗料亭旅館「金城樓」は、130年にわたり「金沢の迎賓館」として、美しく華麗な百万石文化の贅と粋を伝統の加賀料理を通じて、提供しています。 本イベントでは、その伝統の加賀料理に合う日本酒を厳選。金沢を代表する工芸作家による酒器にてご提供いたします。 日本の古き良き伝統を心ゆくまで味わい尽くす貴重なひとときをお楽しみください。
日時 | 2020年10月31日(土)11:00~17:30 |
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会場 | 金城樓(石川県金沢市橋場町2-23) |
プログラム | [ トーク ] - 武腰 敏昭 氏<陶芸家、日本藝術院会員、金沢学院大学特任教授> - 中川 衛 氏<工芸家、重要無形文化財「彫金」保持者(人間国宝)> ファシリテーター -室瀬 和美 氏<漆芸家、重要無形文化財「蒔絵」保持者(人間国宝)> [ 食事会 ] 伝統の加賀料理を日本酒と共にお召し上がりいただきます。 [ 工芸作品展示・鑑賞会 ] 金沢を代表する工芸作家11名による作品展示・鑑賞会 [ 国立工芸館/石川県立美術館 展示鑑賞 ] 10月25日オープンの国立工芸館にご招待 |
参加費 | おひとり様 20,000円(税込み) [ 料金に含まれるもの ] (1) 食事代(ランチ) (2) 飲料代(食事中の日本酒、ソフトドリンク) (3) 国立工芸館/石川県立美術館 入館料 ※金城樓から国立工芸館、及び、国立工芸館から金沢駅までは無料送迎バスをご用意いたします。 |
工芸作品展示・鑑賞会について | - 展示品の販売を行います。 - ご購入いただいた作品は、別途郵送にてお送りすることも可能です。 |
※作品画像は一部参考作品です。
1947年石川県生まれ。金沢の美術大学でデザインを学んだのち、電機メーカーでプロダクトデザイナーとして活躍。29歳で石川県の伝統工芸「加賀象嵌」に出合い、高橋介州に弟子入りする。旅先で目にした風景などからインスピレーションを得て、「重ね象嵌」を用いた独自のデザインに昇華している。革新的で叙情性あふれる作品が評価され、2004年、重要無形文化財「彫金」保持者(人間国宝)に認定される。現在、金沢美術工 芸大学で後進の育成にも力を注ぎ、技術の普及に尽力している。
象嵌朧銀花器「チェックと市松」
1940年石川県生まれ。江戸時代後期から続く九谷焼の名門・泰山窯の三代目。金沢美術工芸大学で工業デザインを学んだのち、独自の造形と絵付けによる器や陶壁画、環境造形を手掛けている。九谷焼の和絵の具は 50%ほど鉛を含有しているが、長い年月をかけ「無鉛釉薬」を開発し、自身が代表を務める「日本無鉛釉薬推進委員会」にて全国各地で講演会を開き、絵付けの指導を行う等普及に努めている。2010年、日本芸術院会員となり、 2011年より日展常務理事を務める。
無鉛釉黄金赤釉「パプリカ」
漆芸家、重要無形文化財「蒔絵」保持者。 東京藝術大学大学院(漆芸専攻)修了。日本伝統工芸展にて東京都知事賞など受賞多数。2008年、重要無形文化財「蒔絵」保持者(人間国宝)に認定。同年、紫綬褒章受章。現在、公益社団法人日本工芸会の副理事長を務める。作品は文化庁、東京藝術大学、ヴィクトリア&アルバート博物館、メトロポリタン美術館、大英博物館などに収蔵。創作活動と共に文化財保存活動も行い、漆の美や素晴らしさを伝えるべく、国内外への出展、講演活動も積極的に行っている。
漆椀ちょもらんま二つ組
※作品画像は一部参考作品です。
以前より、遥かなる宇宙や自然現象をモチーフに制作しており、近年、乾漆の作品に挑戦し、自由な造形の中に、僕の大好きな宇宙などをコンセプトとして、幾何学的に表し、漆本来の風合いと、銀線象嵌を活かし、あくまで塗立て技法を用い、日々、作品制作をしています。
乾漆蓋物「月の道」
線文香合「軌跡」
人間国宝 大場松魚先生に師事。蒔絵・平文・螺鈿等の装飾技法や本堅地塗等の髹漆技法を学びました。「平文」とは金銀などの金属の薄板を文様に切り、漆の面に貼って前面に漆を塗り込めた後に文様を研ぎ出す技法で、高度な技術を要します。また、金銀などの粉を蒔き、文様を描き落として表す「引っ掻き」技法を用いた作品制作が特徴的です。
乾蒔絵 刻 盤
蒔絵 輪々椀
写真提供:ペーチ大学/2020 Hungary Workshop at University Pécs
1958年 金沢生まれ。1984年 ボストン大学大学院修士課程修了(M.F.A.)。陶芸、工芸を中心とした作品発表の他、左官の技術を応用したインテリアデザイン、イタリア・ミラノサローネでの家具デザイン発表、中国では ブランド「四季芳土」を立ち上げた。また、北陸新幹線開業に際し、金沢駅内装デザイン、観光バスの内外装デザインなどを監修。大樋焼の伝統を継承しながら、あるいは現代アーティストとして、活動は国内外で多岐にわたる 。
「大樋窯変渦紋茶盌」
「神光天地照」
石川県加賀市にて山中温泉、山中漆器の環境の中で現在活動しています。父、良造(重要無形文化財保持者)の工房に入り、仕事として10年と木工芸の作品を製作したいと思うようになり、かれこれ38年が過ぎました。「素材を生かす」を根幹に挽物技術の可能性を追求しつつ、自然豊かな地で日々作品制作に向き合っております。
黄檗造銀線象嵌合子「天球」
松古材造鉢
古来より神仏へ捧げる神聖な器として使われてまいりました漆器の色彩には朱と黒が多く、朱は生命力と太陽を表し、黒は天空の色であり、漆黒の世界、宇宙を表しています。輪島に伝わる漆芸技法の小さな器にいのちの鼓動を感じていただけますれば幸いに存じます。
※制作途中、出品予定の作品の一部です
シルクロードに点在するオアシス都市を旅した時に、日本とは違う文明に遭遇し、その雄大な時間や空間に大いに感動しました。現地の方々が着ている民族衣装の色彩が九谷焼の五彩を彷彿させる色合いだったことから、この感動を九谷焼で表現してみたいと強く思い、一生のライフワークとして制作を続けてゆきます。
色絵遠い日花生「帰路」
色絵遠い日花生「家路」
私は以前からぐい呑みから環境造型(陶壁、モニュメント)まで広い範囲で制作をしています。 15年程前から上絵具を環境に配慮した無鉛釉薬を研究・開発し全ての上絵作品に使用表現しています。
無鉛釉黄金赤釉「パプリカ」
無鉛釉白金釉「王魚」
創るという行為を通して自身を建てていくこと。自身の創りだした作品が誰かにとってのなにかになれば。
「真珠光彩瓶」
九谷の磁器土によるタタラ土板成形の香りの器を作りました。九谷特有のしっとりと幾分青味がかった白磁に、透明感ある九谷色絵で季節の花を描きました。硬質で直線的な造型と、北陸の風土から生まれた深い色合いによる自然の風物の融合が今回のテーマです。
香器「秋麗」
香器「色絵カトレア」
先人が大切に守り育んできた九谷焼の繊細で濃密な美しさにいつの間にか引き込まれ、工房に代々伝わる金粉や金箔を表現手段として用いる金襴手という技法に、様々な工夫を加えながら独自のスタイルを作り上げてきました。この複雑で手間暇のかかるこの金彩技法を現代の生活スタイルの中に新しい表現として持ち込みたいと思っています。
金襴手彩色 小筥
金襴手彩色 陶筥
1962年金沢市生まれ。 高校卒業後、金沢市内友禅染工房で10年間の勤務後、独立。その後制作、販売ともに自由な活動を行い「友禅という仕事を通し何を社会に還元できるのか」を常に考え日々の制作を行っております。近年趣味の登山で出会った自然をテーマにした作品づくりを中心に活動をしております。
お猪口入「若松」
染帯「好日」